Quantcast
Channel: カラダの健康ノート 更新通信
Viewing all articles
Browse latest Browse all 768

【頭痛】スイッチと対処法+バイオフィードバック/健康カプセル! ゲンキの時間

$
0
0

今週のガッテンは、お休みのようですね。

おろし器は、来週。

ということで、ゲンキの時間のレビューできてなかった回を。


テーマは、「頭痛」です。



<頭痛スイッチ>

 ・パソコン。

 ・窓、強い照明、気温差。

 ・ニオイ、香り。

 ・マカロニサラダ、空腹も?


<タイプ別の対処法>

 片頭痛 → 冷やす。

 緊張型頭痛 → 温める。

 複合型 → リラックスする。

共通する原因は、ストレス。


<バイオフィードバック>

治療法と、自宅でやる場合。


<心臓の穴をふさぐ手術>

岡山大学病院の取り組み。



ドクネット:山王クリニック 山王直子 院長。

ゲンキリサーチャー:Wエンジン えとう窓口。



2016年5月29日放送の「健康カプセル! ゲンキの時間」より、「~ 原因は意外! ~ タイプ別対処法 頭痛解決マニュアル」「頭痛続く原因は 心臓の穴?」からのメモ書きです。




ゲンキの時間 頭痛解決マニュアル




頭痛スイッチ


ササミ
なんと、頭痛に悩む日本人の数は、3人に1人なのだとか。

命に関わらないからと放置している人も多いようですが、こんなデータもあるようですよ~。


「片頭痛の人は、脳梗塞のリスクが2倍」




まずは、「頭痛スイッチ」について。


頭痛持ちのゲンキチャレンジャーが集まってくれました。


 Aさん 31歳 女性:月に3~4回は、頭痛がくる。頭痛歴は、20年。

 Bさん 51歳 女性:ひどい時は、吐き気も伴う。頭痛歴、40年以上。

 Cさん 26歳 男性:寝込んでしまうこともある。頭痛歴、8年。

 Dさん 51歳 男性:1日中、頭が痛い日もある。頭痛歴、20年。


できれば頭を取って捨てたい、という意見まで。


解説してくれるのは、山王クリニックの 山王直子 院長です。

先生によれば、「頭痛を起こす頭痛スイッチが、それぞれの方で違うんですよ」ということらしい。

「なので、その頭痛スイッチを見つけて、押さないようにすれば、頭痛が激減します」



 [ 頭痛スイッチ ]


<パソコン>

パソコンを使っていると、頭痛が…。

このタイプの人は、「緊張型頭痛」

原因は、筋肉にあるのだとか。


パソコンなど長時間の前傾姿勢は、肩・首筋から頭部の筋肉が収縮し、血流が悪化する。

すると、筋肉内に老廃物が溜まり、神経を刺激。

それが頭にも起こり、締め付けるような痛みが出る。




<窓、強い照明>

リビングの窓から入ってくる、外の光。

これも頭痛の原因に。

車に乗っていてなる人も、いるようです。


これは、光に対して脳が敏感になっているタイプ。

典型的な「片頭痛」だという。


片頭痛の原因は、血管にあるのだそう。

何らかのきっかけで、セロトニンという神経伝達物質が必要以上に分泌されると、血管は収縮。

その後、リバウンドの作用で血管が拡張し、周りの神経が刺激されます。

脈打つような痛みが特徴で、吐き気が伴うことも。

数時間から3日続くとされている。


この片頭痛のスイッチは、光以外にも、あらゆる刺激で押されてしまうのだという。



<ホットヨガ>

暖かい所で身体を動かすと、血管が拡張し、片頭痛を引き起こすことがある。




<気温差>

寒いと、血管が縮みます。

そのあと、動いている間に、身体が温まって、血管が広がり、脈打つように、ズキンズキンしてくる。




<部屋干しのニオイ>

中には、化粧品売り場に近寄れない女性も、いるのだそう。

ニオイや香りで、頭痛が誘発されるようです。




タイプ別 頭痛の対処法


ササミ
それぞれの頭痛スイッチから、頭痛のタイプが判明しました。


 Aさん 31歳 女性:片頭痛。

 Bさん 51歳 女性:片頭痛。

 Cさん 26歳 男性:片頭痛、緊張型頭痛。

 Dさん 51歳 男性:緊張型頭痛。



では、それぞれの対処法は、どうやればいいのでしょう?



<片頭痛の対処法>


このタイプは、血管の拡張が原因で起こります。

頭痛スイッチがたくさんあるので、スイッチを押さないようにすることが大事になる。


 ・できるだけ、痛むような場所や状況を避ける。


また、痛む場所を氷などで冷やし、血管の収縮を促すとよい。




<緊張型頭痛の対処法>

片頭痛とは反対に、お風呂や運動で身体を温め、血行を良くし、筋肉の緊張をほぐすとよい。




<片頭痛と緊張型頭痛の複合型の対処法>

とにかく、リラックスして、身体と心をほぐすということが大事。


緊張型頭痛と片頭痛、その両方、共通する原因は、「ストレス」



神奈川県は横浜市にある、横浜心理トレーニングセンター。

ここには、両方の頭痛を持った複合型にピッタリの、訓練法があるのだという。

代表の精神科医、宇佐見敏夫 先生に、教えていただきます。


名前は、「バイオフィードバック」

ストレスをコントロールする方法らしい。


まずは、皮膚温を測定できるセンサーを、人差し指に装着。

センサーは専用の機器と つながっていて、モニターで皮膚温の変動を見ることができます。

治療を受ける人は楽な姿勢を保ち、傍で カウンセラーがリラックスを促すよう声をかける。


例えば、こんな感じ。

「温泉を思い浮かべていただいて…。ゆったりと手足を投げ出して、浸かっているところを、イメージしていきます」


リラックスし、副交感神経が優位になると、血管が拡張して、血流がよくなり、皮膚温が上昇。

逆に、緊張状態だと、血管は収縮し、皮膚温は低下します。


治療を受けていると、リラックスして、皮膚温が上昇する。

これを目で確認することが、大事なのです。


バイオフィードバック法


バイオフィードバックとは、皮膚温の変動などを自分で確認しながら、自身のストレス状態を把握し、リラックス状態により近づける訓練法なのです。



<自宅で行う場合>

指で脈を抑え、自分が一番リラックスできる状況をイメージする。

拍動がゆっくりとなるよう、気持ちを落ち着かせていきましょう。



バイオフィードバックを自宅でやる場合



バイオフィードバックは、繰り返すことで、その感覚が分かってくる。

そして、自分自身がどうしたら 皮膚温が上昇するのか? それを体得できるようになってきます。

だんだんと、日常でも、その状態を作れるようになってくるのだという。


「繰り返すことが、何よりも一番重要です」と、宇佐見先生。




ドクネット


山王クリニック院長で、脳神経外科医の 山王直子 先生に、お話を伺います。



英玲奈さんも、頭痛持ち。

こんな感じらしいですよ。

「一番つらいのが低気圧が近づいている時で、四国あたりに台風がいる時が、一番痛い」


これに、山王先生は共感しました。

「頭痛の方は、すごく敏感で、天気予報より当たるという方が、多いくらいなんですよ」

「気圧が低下してくるとですね、血管は拡張してしまうので、それで片頭痛が起こります」



また、渡辺満里奈さんは、足が冷えると、頭痛になるのだという。


先生によれば、これも片頭痛。

気温差や、足が冷えるというストレスに対して、脳が敏感になって、血管を拡張させるという作用が出てしまっている。


片頭痛の人は、お風呂に入るのは、逆効果。

血管の拡張を促し、痛みが増してしまいます。

(緊張型頭痛の場合は、お風呂で温めるのが効果的。タイプによって、異なります)




<意外な頭痛スイッチ>


・マカロニサラダ

マカロニサラダそのものではなくて、その白さがまぶしくて、頭痛を誘発することがあるのだという。

頭痛持ちの患者さんの中には、白い傘をさせない人もいる。

白い部屋に入るだけで、つらい人も。



・空腹

低血糖状態が、頭痛を誘発する。

血糖値が下がると、脳がストレスを感じ、血管を拡張させて、片頭痛を起こす。
 



心臓の穴が頭痛に


[体験談]


鳥取県は米子市にお住いの男性(36歳)。

16歳からの18年間、ひどい片頭痛に悩まされてきました。

眼球を圧迫されるような痛みで、それがどんどん横の方に放散していく感じ。

それに加え、猛烈な吐き気も。

吐いても全然 楽にならないというのが、4時間くらい続く。


医師に処方された薬も効かなかったため、横になり、痛みが過ぎ去るのを待つしかできませんでした。

初めは年に数回だったこれらの症状ですが、頻度が徐々に増し、最終的には、2週間に1度のペースで襲ってきた。


しかし、2年前に行ったある治療で、それまでの生活が一変。

手術してからは、まったく頭痛がなくなったのです。




男性が治療を受けたのは、岡山大学病院。

担当した先生に、お話を伺いました。


岡山大学病院 循環器疾患集中治療部 赤木禎治 先生。

「片頭痛の原因としてですね、心臓の小さな穴と考えられている説があります」

「心臓の中に、心房というものがありまして、右の心房と左の心房があるんですけれど、その間に開いている非常に小さな穴です」


心臓には、全身を巡った静脈血を受け入れる「右心房」と、肺からの動脈血を受け入れる「左心房」があります。

そして、左右の心房を仕切る壁が、「心房中隔」


心房中隔


その心房中隔に、小さな穴が開いていることがある。

その割合は、およそ 5人に1人。



<片頭痛の仮説>

静脈の中に含まれる ある特殊な物質が、心臓の穴を通過して、全身を回る血液に入って、頭に到達することで、頭痛を引き起こすのではないかと考えられている。




手術とは、その穴をふさぐもの。

使ったのは、形状記憶合金で作った、円盤状の栓です。


<心臓の穴をふさぐ手術>

カテーテルで、足の付け根の血管から、円盤状の栓を心臓まで運び、穴に到達させると、まずは左心房で傘を開き、次に右心房で もう一方の傘を開いて、穴をふさぐ。


心臓の穴をふさぐ手術



この手術で、男性の頭痛は治まりました。


しかし、実はこの手術、片頭痛手術で行ったのではなかった。

ジョギングに行って、調子が悪いなと思ったので家に帰ったら、右手の感覚がおかしい。

つまり、右半身に、麻痺が。


精密検査で見つかったのは、「若年性脳梗塞」でした。


静脈の中に、小さな血液の塊ができて、それが通常であれば、心臓を通過して、肺で引っかかり、自然と溶ける。

しかし、心房の壁に穴があると、血栓が肺に到達する前に、穴を通過。全身の動脈血に混ざり、脳梗塞のリスクが高まると言われています。


男性が受けたのは、脳梗塞を起こした人で、心臓の穴が確認された場合に行う、「再発予防の手術」だったんです。


若くして脳梗塞を起こした人に聞いてみると、もともと頭痛持ちの人が多かったという。

それも、かなり激しい頭痛。

そういった人が治療を受けると、頭痛が消える人が非常に多かった。

なので、「ひょっとしたら、頭痛と心臓の穴が関連してるんじゃないか」と思い始めたらしい。


そこで岡山大学病院では、片頭痛患者に対して、この心臓の穴をふさぐという国内初の治療を、2015年の6月にスタート。

まだまだ症例の数は少ないのですが、治療効果のある人がいるというのも事実。

これからが注目です。



<心臓の穴をふさぐ手術>

片頭痛患者が受ける場合、対象は、16歳以上 70歳未満。

投薬で改善せず、心臓の穴が確認された時に限り、受けることができる。


保険適用外なので、費用は約130万円。




頭痛持ちじゃない人が危ない?


山王先生 いわく、「そもそも、片頭痛というのは、身体に起こる様々な変化に対しての危険信号」。


つまり、急な血圧の上昇などが、頭痛となって現れれば、身体の異変に気づきやすいと。

しかし、頭痛を感じない人は、身体の変化に気づきにくく、脳卒中などで突然倒れてしまうケースがある。
 




頭痛治癒マニュアル―頭痛を治してあなたに笑顔を



立原啓裕の「自律神経安定法」(Kokoro books)






[関係する記事]

 → 「痛くなる前に予防薬を飲む 頭痛体操&日記」
 → 「天気痛に酔い止め薬&痛み日記」

 → 【二重】目パッチリで肩こり解消 チェック&メイク法
 → 「認知症予防に 親指刺激法+片頭痛には 3時のおやつ」





Viewing all articles
Browse latest Browse all 768

Trending Articles