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【イチゴ もやし】 傷んだものを復活させる方法/ビーバップ 後編

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イチゴやモヤシ、小松菜など、果物や野菜の復活ワザを紹介します。

お湯や氷水、お酢などを使うことで、シャキッとしちゃうのだ。



「ビーバップ! ハイヒール」 より 「~ STOP 栄養ロス ~ 覚醒する野菜」の後編。




ビーバップハイヒール いちご もやし 復活法




果物 野菜 復活術 


ササミ
前編では、野菜の栄養をしっかり摂る方法を学びました。

ここからは、別の視点になります。

気をつけていても、ついうっかり、冷蔵庫に放置してしまうこと、ありませんか?

そんな時は、このやり方はどうでしょう?




<イチゴの復活>


ササミちゃん
おいしいイチゴですが、傷んじゃうと、テンション下げ下げ。

超がっかりです。

エノキさん
確かにね~。

ササミ先生
イチゴが傷む原因は、ポリフェノールの酸化なんです。

冷蔵庫に入れていても、数日たつと、酸化してしまうのだ。


そこで、こんな方法があります。

なんと、「お湯」を使う。


「ヒートショックプロテイン」という言葉、知ってますか?

直訳すると、「熱・刺激・たんぱく質」。

(HSP、熱ショックたんぱく質ともいう)

実はこれが、傷んだ細胞を修復してくれるんです。

ヒートショックプロテインは、熱による刺激で、すごく増えるんですよ。

その性質を、利用するってわけ。


 <方法>

傷んだイチゴを、45℃から50℃のお湯に入れます。

すると、2分ほどで、色つや、ハリが、復活する。


イチゴ復活ワザ


(復活するといっても、限度がありますが…)


さらには、45℃のお湯にイチゴを浸けると、カビの発生率が 1/10 になるという話まである。

これまた、お得ですね。





<もやし>


ササミちゃん
安くて価格が安定している、もやし。

家計的にも、助かります。

でも、足が速いという難点がありますよね。

日持ちせず、すぐに傷んじゃう。

かといって、冷凍するわけにもいきません。

エノキさん
う~ん、八方ふさがりですね。

どうしたらいいんでしょう?

ササミ先生
実は、「チルド」を使うといいんです。

エノキさん
チルド室って、お肉とかの?

ササミ先生
手順があります。

まず、ジップロックなどの保存用袋に もやしを入れ、電子レンジで 20秒加熱する。

それから、冷蔵庫のチルド室で保存するんです。

これだと、長持ちする上に、栄養だって損なわないのだ。

なんせ、ゆでてませんから。


もやしの保存法



さらに、傷んだもやしを復活させる方法もあります。

使うのは、「酢」と「砂糖」。

ボウルに、水 1リットルを入れます。そこに、酢と砂糖 それぞれ大さじ1 を加える。

そこに、もやしを3 分間浸けるだけ。


 砂糖には、吸水を早める作用がある。

 お酢には、抗菌作用が。

これらの作用で、もやしが復活するのです。


もやし復活法





<小松菜がしおれてしまったら>


ササミちゃん
こんなことありません?

野菜室に放置してしまった小松菜が、しなしなに。

エノキさん
やっちゃうんだな~これが。

ササミ先生
傷んでしまう理由は、エチレンガス。

野菜は収穫されてからも、呼吸してるんです。

その際、エチレンガスを出すのですが、このガスは野菜を成熟させる働きがあるんですね。

つまり、長く放置すると、老化を促進させてしまうってわけ。


でも、ちゃんと復活させる技があります。

それは、「氷水を使う」こと。

葉物野菜を氷水で急激に冷やすと、食材の生命機能が低下するため、呼吸数が減少するんです。

これにより、老化を抑制することができるのだ。

20~30分、氷水に浸けるとよい。

この間に、細胞から失われた水分が、補われます。


小松菜 復活法


ちなみに、小松菜は、冷凍することも可能。

適度な大きさに切って冷凍しておくと、自然解凍するだけで、そのまま「おひたし」になります。

簡単でしょ。





<タマネギの保存方法>


ササミちゃん
エノキさん、タマネギを買ってきたら、どうやって保存しますか?

エノキさん
葉物野菜と違って、タマネギは常温保存してます。

うちの田舎では、つるしてましたけど。

ササミ先生
実は、タマネギも、あることに気を遣えば、栄養がグンと増えるんですよ。


「ケルセチン」という栄養成分があります。

この成分、嬉しい効果を持っていて、動脈硬化を予防してくれるんです。

次に示す方法は、それを増やす技。



まずタマネギの皮をむきます。

それから、日光浴させる。

長いですが、約1週間日光に当てると、ケルセチンの量が増えるのだ。


たまねぎのケルセチンを増やす





いろいろと復活ワザを紹介しました。

ただし、傷むにも限度がありますから、注意してね。

目で見て、ニオイを嗅いで、判断してください。

分からなかったら、家族に聞く。



また、腐らせないよう、冷蔵庫はこまめにチェックしたいですね。




調理の方法で


ササミ先生
調理法次第で、栄養素的にお得になることが。




<たまご>


卵の栄養をガッチリつかみたいなら、「ゆで卵」が おススメ。

殻のまま調理するので、栄養素が逃げないのです。

また、ビタミンDには、急激に熱すると壊れてしまう特徴がある。

なので、ゆっくりと加熱すると、なおよい。




<さば>


「水煮缶」がおススメ。

缶詰を作る際、生のまま缶に入れ、調理しています。

したがって、栄養素が丸ごと閉じ込められているのだ。

骨だって、やわらかくなって、食べられる。

EPAやDHA、カルシウムなど、健康効果が期待できる栄養素が豊富です。


エノキさん
最近は人気で、品薄らしいですね。

スパゲティに入れても、おいしいんだ。





栄養まるごと10割レシピ!






 前編 → 【野菜】 栄養を効率よく摂る方法





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